熱球球太
昭和31年6月発行の冒険王の付録。『ダイヤ黒ネコの目』をめぐる、熱血野球少年 球太とドジな窃盗団とのドタバタコメディ。 この頃の永島先生の作品は、どこか投げや りで、ストーリー的に矛盾があったり、つまら なかったり・・・。 この作品も、ご多分に漏れず、何か集中に 欠ける展開、そしてラストです。 球太は、ともすれば「ストップ!兄ちゃん」 のように、豪快なホームランを飛ばすスーパ ー少年、という感じの出だしで、しかもそこ に性格の良さもにじみ出ているという展開で 何か無理なストーリー展開を感じつつも、最 後は球太の活躍で幕を閉じるという展開は展 開なのですが、最後のナレーションがいただ けません。 「クラスの友だちも、けっして球太くんがばか でも、まぬけでもないとおもうようになり・・・」 って、これはいけません。 こんな展開本編のどこにもなく、まぬけな側 面など皆無という感じです。 対戦相手に『ろうあ学校』というのもわざとら しい感じがします。 無理に流行の少年漫画のパターンにはめよ うとして無理をしている苦悩が見え隠れする ようです。 それにしても、いつか来るとは思っていました が、永島先生の死は返す返すも残念です。 2005年夏合掌 |