にいちゃん昭和37年作品

小学5年生の町田かず子(カッコ)と、亡き父の代わりに中卒でくず屋を営むにいちゃん、内職をする母の3人の家庭を描く少女漫画。

カッコは下校の途中でクラスのいじめっ子に待ち伏せをされるが、お兄ちゃんもそこに現れ事なきを得る。
リヤカーを押しながら帰るカッコが兄の指示で拾った新聞の包み・・・














新聞紙に包まれていたのは見たことも無い大金!
届けるという兄に母は、『くず屋の拾ったものは自分のものだよ。とうちゃんの時代からそれがしきたりだよ』と言うが、兄は逡巡したあげく交番に届ける。

やがて金持ちの少女歌手という持ち主が現れ、1割のお礼だと言って20万円を支払おうとするが、『落とした人の命より大切なお金だったら』と思って届けたのに金持ちの車の購入資金だった事を知り『損をした』と言って、そのお礼を断ってしまう。
きまずい思いのカッコの一家ではあった。
金持ち少女歌手の菊地リナは家に帰って父に一部始終を報告。
リナの父はカッコの兄の人格を評価し、彼の描いた絵を買ってあげることで御礼をする事を提案。カッコとも友達になったとのハッピーエンド。

金持ちが新聞紙にお金を包むというのには少々無理があるのではないでしょうか。
絵を買ってあげるという所に漫画家の悲哀と願望が見え隠れするような気がします。(
kenchan考)